私はエンジニアではありませんが、Claude Codeを使ってみたくて、月20ドルの有料プランに登録しました。Claudeについては「日本語の文章生成が優秀」という評価をよく見かけます。私も実際に使ってみましたが、商用の文章を日常的に作る立場からすると、文章生成についてはChatGPTの方が使いやすい、というのが今のところの感想です。
では、なぜClaude Codeを試したのか。今回の目的は、文章を書くことではなく、生成AIを「AIエージェント」として使えるかを確かめることでした。AIに考えさせるだけでなく、パソコンの中で実際にソフトを動かし、作業までさせる実験です。
実験した3つの課題は、①MCPサーバーを使ってAIからFreeCADを動かす、②MCPサーバーを使ってAIから画像・動画生成ソフトを動かす、③介護施設用の自動シフト生成プログラムを作る、の3つです。
最初の課題は3DソフトのFreeCADです。MCPサーバーを接続し、Claude Codeから「5cm角の立方体を作り、直径1cmの穴を開けて」と指示しました。すると、実際に3Dモデルが生成され、FreeCADで加工できるデータになりました。半日ほどで動かすことができ、日本語の指示だけで3Dデータが作られるところまで来たことにはかなり驚きました。
次は画像・動画生成です。「添付した写真の人物を老人に変えて、5秒の動画にして」と指示すると、一連の処理を実行できました。ただ、動画生成はクレジット消費が大きく、5秒で約200円ほどかかるので、使い方を選ぶ必要があると感じました。
3つ目は、かなり複雑な条件を持つ介護施設向けの自動シフト生成プログラムです。職員ごとの勤務条件や休み、必要人数などを考慮してシフトを組む仕組みで、Claude Codeとのやり取りを重ねながら約7時間で一通り完成しました。この複雑さのプログラムが1日で形になったのは大きな成果でした。
MCPサーバーを使うと、AIがパソコン内のファイルやソフトを直接操作できるようになります。便利な一方、間違った指示による意図しないファイル操作のリスクもあるため、初心者はバックアップを取る、作業用フォルダを分けるといった対策が必要だと思います。
今回の実験で一番強く感じたのは、生成AIが「文章や画像を作るツール」から「実際に手を動かすパートナー」へ進化していることです。たった2日間の実験でしたが、3D設計、画像・動画生成、複雑なプログラム作成まで実際に動かせたことで、AIエージェントの可能性をかなり具体的に感じることができました。これからの進化が楽しみです。

