かわうちワイン

 8月24日(金曜日)品川駅から特急日立で福島県いわき駅に向かいました。レンタカーに乗り換えて、約1時間半で現地に到着しました。おりしも台風19号が日本海側を通過しており、途中、小雨と強風に悩まされました。阿武隈山系は坂、細道の連続で気の抜けない山道でした。ナビに従って着いたところが行き止まり、そこが「かわうちワイン」の農場でした。

 7月、東京メトロポリタンビジネスクラブで「福島復興にかける想い」という講演を聞きました。また会食中、雑草刈りロボットの話をきっかけに高木社長のお誘いもあり調査に出向くことにしました。講師の「かわうちワイン株式会社」高木亨社長にも興味がわきました。東大卒でロケット技術者の彼がなぜ?

 「東日本大震災の直後、東電原子力発電所の事故により、福島県相馬郡川内村では、全損が放射能汚染地域として全域避難を余儀なくされました。あの日から7年。避難指示が解除され、少しずつ復興にむけ歩み始めた村に新しい日本ワイン造りと福島ワインベルト構想という百年先を見据えた壮大な事業に挑戦」

 風が強く、あおられてドローンが墜落する危険があります。躊躇しました。飛ばしてみたら時折の強風にフラフラしました。風待ちをして、何とかなりそうなので敢行しました。風がなければ、もう少し上空に飛ばせました。残念! 葡萄畑内で、百枚以上の写真と動画撮影をしました。そんなことで、2時間くらい勝手に空撮や農園内を撮影していました。

 「葡萄畑自体に傾斜あり」「畝に傾斜あり」「葡萄の木と雑草の識別は簡単」「土の上でロボットを動かす技術が必要」「電源の確保」「防水仕様」いろいろ考えることがありました。この先は、ロボット協議会などに持ち込んで、技術者に相談します。費用の概算がわかれば、大学など研究機関との連携を考えます。