コロナ緊急事態宣言解除

 2020年5月25日、昼のニュースによれば、今晩、コロナ緊急事態宣言が解除されるとのことです。基本的対処方針の原案には、3週間ごとに地域の感染状況を評価すると書かれてるそうです。「新しい生活様式」を社会経済全体に定着させることを前提として、外出自粛やイベントの開催制限を、段階的に緩和することなどが盛り込まれているそうです。
 2月頃、医師である実兄が「皆が感染しないと終わらない、年寄の私はどうなるかわからない」と言っていました。集団免疫の考え方です。私は「突然死んだら、この事務所の始末はどうなる、家族はどうなる、ブログやフェイスブックの閉鎖はどうなる」などと些末なことばかりが頭に浮かんでいました。
 4月半ばまで「ニューノーマル」を信じていました。新しい時代が訪れる不安と期待に胸打ち震えていました。「逆戻りはない!」と。しかし、BSプライムの若い学者の意見を聞いて考えは変わりました。神戸大震災でも、リーマンショックでも、東日本大震災でも、その時は「変わる、変わべき」と大騒ぎしたが、結局、元の木阿弥で、経済一辺倒に戻ってしまいました。若い学者は「結果は不定」と冷静に分析していました。「新しい世界観をもった独裁者に気をつけろ」と警鐘も鳴らしていました。今必要なのは「正しい言葉を使うこと」「死生観をもつこと」とも言っていました。
 フィットネス業界は、宣言解除になっても自粛営業の対象になっています。米国のゴールドジム倒産、コナミの賃金不補償騒動など事件報道があります。ネットでの運動指導で十分な収入が得られるとはとても思えません。北海道土産物市場も惨憺たる状況です。しばらく続くでしょう。私が、明治スポーツプラザ、道南食品の社長だったら、どのように対処したか? 考え込む日々です。
 何はともあれ、条件付きですが、ようやく普通の生活に戻れることになります。騒動のあいだに得たことは、ZOOMミーティングの経験と大量の読書です。尚、この3ヶ月外出自粛により弊社の収入は激減しました。粛々と持続給付金、家賃補助の申請を準備しています。